いよいよ残るは配線のみ!
基板の下の床板に空気穴をあけるのを忘れていた。2016年8月30日火曜日
2016年8月27日土曜日
真空管プリアンプの製作
まずは、ラグ端子板に部品をはんだ付けし、①B電源基板、②ヒーター電源基板、③真空管回路基板を製作する。
次に、床板の上に基板やトランス等を置き配置を決める。決まったら固定穴の位置に印をつける。
前面、後面パネルへも同様。(インレット、サーキットプロテクター、RCA端子など)。
ソケットの位置に印をつけ、穴をあける。
穴が開いたら今度は丁度いい長さに切り出す。金切鋸で地道に切っていく。
出来上がり。
次に、サーキットプロテクターの取り付け穴を開ける。ドリルで穴を開けて、繋げていく。
穴が開いたら、ドリルを斜めに入れて、穴と穴の間の部分を削る。
後は、やすりで綺麗に揃える。最初は粗目でぐいぐい削り、仕上げは細目で。
まあまあ綺麗に仕上がった。
サーキットプロテクターが綺麗に収まる。
穴と穴の間は、ニッパーで切るやり方もあるが、ドリルを斜めにして削ると簡単に切れる。
ケースを組み上げ、トランスをボルトで、基板をM3ネジで床板に固定。最後に配線をして完成!
午後に届いた2段目カソード抵抗51kΩを半田付けして、完全に完成。
真空管を外した状態で電圧を測り、問題ないことを確認し音出し。
一発で音出し成功! 今回は、配線ミスもなかったようだ。
うーん。いい音!大満足。
やはり電圧増幅はリニアで周波数特性の良さが生かせる真空管がいい.。これが半導体プリだとネガティブフィードバックが必須で音質劣化につながる。音質劣化をさせないために高価な部品や技術を使うのだろうが、それなら最初からプリは真空管でいいのではないかと思う。
ただし、パワーアンプになると、真空管の出力インピーダンスが高いので、インピーダンスの低いスピーカーを鳴らすには、トランスを使ってインピーダンスを下げる必要がある。
これが低域の弱さや逆起電力の制動性の弱さにつながる。その点半導体アンプはインピーダンスが低く逆起電力の制動性も高い。よって真空管では出にくい低音がゴリゴリ出てくる。
ということで、コストパフォーマンス的には、プリアンプを真空管に、パワーアンプを半導体として、組み合合わせるのがいいと思う。
しかし、蛇の道は蛇。凄い真空管パワーアンプもあるから軽々しいことは言えない。この当たりが、オーディオの伏魔殿的なところだ。
2016年8月20日土曜日
2016年8月17日水曜日
真空管プリアンプ完成
お盆休みの第二の目玉、真空管プリアンプが完成した。12AU7の2段電圧増幅で、現在のプリアンプから、セレクターとボリュームを取り除いた仕様となっている。
一発で音出し成功と言いたかったが、配線ミスが2か所、安いヒューズホルダーの不調、などで最初は音が出ず、焦る (;´・ω・) 。
トランスが、現在のものより電圧が10V低いAC220Vなので、電源電圧が20Vほど下がっており、そのせいかと思ったが、カソードの電圧は1.2V程、電流は1.2mA。設計(1.4V、1.4mA)とほぼ変わらない。
おかしいなあ。と思いながら昨夜は断念し、今日は朝から半田の具合などを確認し弱そうなところを再半田などする。そして、再度、接続してみると、なんと音が出たではないか。拍子抜け。S氏には随分ご迷惑をお掛けした。
音だし。最初は???だったが、徐々に良くなってくる。おおこりゃいい!
現在のものと引けを取らない良い音だ。よかった。ボリュームとセレクターがなくなったので、よりシンプルになった。
それにしても真空管の電圧増幅回路のシンプルなことよ!こんな回路で電圧が増幅できるんだからありがたい。
電力増幅用の3極管は高価だけれど、電圧増幅用の12AU7なら2~3千円で買える。なんて安いんだろう!
それでこんなにいい音がするのだから真空管プリはやめられない!(高価なプリアンプって何をしてるんだろうか?)
真空管万歳!
2016年8月14日日曜日
USB-DAC完成
USB-DACの4、5号機が完成した。
4号機
3号機(下)と4号機(上)
5号機
1号機と2号機は既に福岡の友人達の元で気持ちよく働いている。3号機は来週静岡の友人のところへ嫁ぐ予定。
そしてようやく試聴用の4号機が完成した。
更に自分用の5号機も完成した。長い間バラックで過ごしてきた基板達をようやくケースに収めることができた。デュカロン用に電源を2つ増やしたので、ケースも一回り大きい。
当初聴き比べ用にI2SoverUSB基板も入れたが、DXIOの方が断然いい音だったので、結局、取り外してDXIOのみとした。
デュカロンなしでも十分にいい音で何もいらない感じだが、デュカロンを入れると更に音の1粒1粒が際立ち力強くインパクトがあり滑らかで静かで芳醇になる。(なんのこっちゃ?形容詞を羅列しただけ。音を言葉で表現するのは難しい。)
4号機(下)と5号機(上)
3号機(上)、4号機(中)、5号機(下)揃い踏み
ラックに収納
上段 :USBフィルター
1段目:JPLAY_AudioPC、USB-Isorator、USB-DAC(5号機)
2段目:TVC(1595)、チャンデバ
3段目:真空管プリアンプ、パワーアンプ(高域用)
4段目:パワーアンプ(フルレンジ用)、パワーアンプ(低域用)
5段目:パワーアンプ用電源
作業机とメインPC
スピーカー、いい音で鳴っているが、如何せん後ろがごみ溜めのようで、これは酷い
2016年8月9日火曜日
USB Isolator
本日、ようやくJCATのUSB Isolatorが届いた。
製造元は以前紹介したINTONAと同じだが、INTONAは産業用だったのに対し、今回のJCAT版は、正にオーディオ用に調整されたものだ。INTONAは安っぽいプラスチックケースだったが、こちらは黒いアルミのケースに変わり随分スリムになっている。
さっそく、繋いでみる。
USB電源フィルターを外して、素の状態とUSBIsorator通した場合を比べてみる。
おおー。音が全く変わった。これまでも十分に凄い音だと思っていたが、聴き比べてみると、素の状態の音には、ぼわーっとした付帯音がまとわりついていることがわかる。
そして、USBIsoratorを通すと。その付帯音が消え去りより引き締まった(本来の)音が現れてくる。正に焦点が合った感じだ。それと同時に、奥行き感、空間感も増している。従来のITONAより更に良くなっているように感じる。
Windham Hillの An Invitation を聴いてみる。
Thanksgivingの出だしのピアノの音が、素の状態より遥かに静かで冷徹な音に聴こえる。Eleven Small Roachesのギターの生音が本物のようだ。
PCで再生された音が実は、生々しく実に本物らしい音であったことが良く分かる。
これはいい!
製造元は以前紹介したINTONAと同じだが、INTONAは産業用だったのに対し、今回のJCAT版は、正にオーディオ用に調整されたものだ。INTONAは安っぽいプラスチックケースだったが、こちらは黒いアルミのケースに変わり随分スリムになっている。
INTONA
さっそく、繋いでみる。
USB電源フィルターを外して、素の状態とUSBIsorator通した場合を比べてみる。
おおー。音が全く変わった。これまでも十分に凄い音だと思っていたが、聴き比べてみると、素の状態の音には、ぼわーっとした付帯音がまとわりついていることがわかる。
そして、USBIsoratorを通すと。その付帯音が消え去りより引き締まった(本来の)音が現れてくる。正に焦点が合った感じだ。それと同時に、奥行き感、空間感も増している。従来のITONAより更に良くなっているように感じる。
Windham Hillの An Invitation を聴いてみる。
Thanksgivingの出だしのピアノの音が、素の状態より遥かに静かで冷徹な音に聴こえる。Eleven Small Roachesのギターの生音が本物のようだ。
PCで再生された音が実は、生々しく実に本物らしい音であったことが良く分かる。
これはいい!
2016年8月2日火曜日
2016年8月1日月曜日
メインPCが壊れた
金曜日の夜にメインPCが壊れた。
メインPCで、JPLAYのAudioPC用のm-SATA SSDをイメージファイルに抽出した直後の事だった。
電源を一旦落として、m-SATA-SATA変換基板を取り外し再起動すると、
んんん?。起動しない。
BIOSの画面で、起動HDDを確認。?起動HDDがシステムと関係ない別のHDDになっている。これを修正し起動する。
んんん? 何かおかしい!
画面真っ暗、BIOSの画面が出てこない。電源が入っていない。再度起動するも全く同じ状況で起動しない。 どうした?! 何が起きた?!
電源が壊れたか? マザーボードのBIOSが破損したのか?
夜も遅いので、絶望感のまま就寝。
土曜日、昨夜の続き、
まずは定番の処置。
CMOSクリア。ボタン電池の取り外しと放電30分。ボタン電池の取替。
しかし、いずれも全く効果なし。
どうやらそんなに甘い症状ではないようだ。
本当に、電源が壊れたか、マザーボードが破損したかもしれない。
とりあえず、周辺機器を全て取り外し、PCからマザーボード、電源を引き出して、一旦、解体する。CPU、CPUクーラーも外しグリス塗りなおして再取付。
その後、再度マザーボードに電源、ディスプレイ、キーボード、マウスだけを接続して、起動してみる。
すると、BIOSが起動するではないか。 やった! と思いきや・・・
F1、F2、DEL どれを押しても反応しない。なので先に進まないのである。
マザーボードには「d7」のエラーメッセージが表示されている。「d7」を調べると「キーボードとマウスを認識できませんでした。キーボードとマウスを取り付け直してしてください。」という意味だそうだ。
USBキーボードを付け直しても、PS2に変えてもだめ。ウンともスンとも反応しない。
パソコンというものは、キーボードとマウスが使えなければどうにもならない。全くお手上げだ。
やはりBIOSが逝かれたのだろう。
万事休す、残念ながらこのマザーボードはもう使えなくなったようだ。
周辺機器を全て外してようやく電源が入ったので、電源もあやしい。
マザーボードは、メーカーにBIOS修理を依頼すれば治るらしいが、台湾に送って1カ月ほどは掛かるらしく、今すぐに使いたいのでそれじゃあダメだ。
買い替えるしかないか・・・、涙涙
(自作歴30年、メーカー製品に買い替えるという考えが全く浮かばない。)
日曜日、秋葉原のTSUKUMO(九十九電機)に行く。
壊れたのはASROCKの「Z77 extreme6」、CPUは「Corei7の3570K(LGA1155)」、まだまだ最先端のレベルだと思っていたのが、売り場の担当者に聞くと、Z77はなんと既に3世代も前のマザーボードで、今やLGA1155が使えるマザーボードなどほとんど売ってないのだという。どうしてもLGA1155を使いたいなら中古を探すしかないとまで言われてしまった。
ううう、世の中いつの間にそんなに進化してしまったんだ?!
(以前は、常にPC技術の最先端を行っていたのに、近年、完全にその流れに取り残されてしまっている自分が悲しい。)
結局、マザーボードは「Z170 extreme6」、CPUはCorei7 6700 LGA1151、メモリーはDDR4 3866 16GB×2、電源は従来(650W)より消費電力の大きい760Wのものに買い替えた。
最新のノートパソコンが1台買えたと、涙する。
さて、家に帰り組み立てる。
しかしここから更なる難関が待ち受ける。
既存のシステムディスクが起動するかどうかが問題だ。
マザーボードを交換すると起動しないのが当たり前だ。
しかも、Windows10にアップグレードしたばかりのマザーボードの交換。
クリーンインストールしか手は無いかもしれない。更に、タイミングが悪いことに、7月29日でWindows10の無償アップグレードの期限が過ぎている。ライセンス認証もどうなるか心配だ。
それでも当たって砕けろ。まずはやってみるしかない。セーフモードで立ち上げようと、やり方を調べてみると、なんと、Windows10にはセーフモードがないのだという。
なんで??? そんな馬鹿な!
知らなかった。これでは、セーフモードで立ち上げて、チップセットやデバイスドライバー等を削除し新規にインストールすることもできない。
仕方がないので、とりあえず、既存のシステムディスクを繋ぎ電源を入れてみる。
Windowsの青い4つの四角の画面が出てきてくるくる回るが、先に進まず再起動。三度目の再起動で、今度は、オプションの選択画面が現れた。
おお、なんだこれは!
トラブルシューティング
詳細オプション
スタートアップ設定を押す
あった!セーフモードがあるぞ!
再起動ボタンを押すと、再起動し、スタートアップの設定画面が現れる
ここで4を選択すると、セーフモードで再起動を開始しはじめた。
すると無事にWindows10が立ち上がり、懐かしいディスクトップの画面が現れたではないか!
しかも、Windows10のライセンスも元のとおり認証されている。
これは嬉しい。
さっそく、新しいマザーボードに付属していたCDを取り出し、中のチップセットやドライバー等をインストールする。これでOK、間違いなく修復できているはずだ。
そして、再起動。
これでうまく立ち上がれば成功だ。
おおおお、何事もなかったように無事に立ち上がったではないか!
大成功!
これで、マザーボードを交換しながらも、OSの再インストールもせず、前のマザーボードに最適化されたシステムHDDを、新しいマザーボードで立ち上げることができた。
これで復旧完了だ。よかった。ほっとした。疲れた。
ただし、新しいマザーボードに交換して問題が1つだけあった。
それはPCIスロットが完全になくなっていたことだ。あるのはPCIEスロットだけ。PCIEとPCIは互換性がないので、従来のPCI用の拡張ボードが差し込めないのである。
JPLAY用の増設LANボードに、zionote tX-USB が使えなくなった。困ったことだ。