3月の中旬、何気なく電源(チョークインプット電源)を入れると、ジーーというノイズが聴こえる。なんだ?これまでこんなノイズは聴こえたことがなかった。
チョークインプット電源に問題が起きたのかと思い、別の電源に変えてみるとノイズは出ない。チョークインプット電源だけに起こっているのだ。
エバンス(タンタルコンデンサ)かと思い別の電解コンに交換してみるがノイズは相変わらず出ている。
そこで、チョークインプット電源の波形をオシロで測ってみようとプローブを当ててみると、なんと!ノイズが消えた。
正確にはプローブのGNDを、チョークインプット電源のどこでもいいのでマイナス側に当てるとノイズが消えるのである。オシロの電源を切ってもノイズは消えるが、電源コードを抜くとダメ。要するに、オシロのGNDを通じて、ノイズがコンセントのアース側に落ちて消えるようだ。
要するに、電源のGNDをアースに落とせばいいらしい。実際に地面にアースを埋める検討もした。
友人が、ライントランスのアイソレートしている1次側と2次側のGNDを繋いでみてはどうかとアドバイスをくれたので繋いでみると、なんと!これもまたノイズが消えた。どうもGNDの問題らしい。
それにしても、こんなことは今までなかった。しかもチョークインプット電源だけの現象だ。理由は全く不明だが、心当たりがあるとすれば、同じころネットで、最近、大規模な太陽フレアが発生しており、その磁気が地球上の電子機器に重大な影響を与えるかもしれないというニュースを見たことだ。チョークは磁気を出すから影響を受けたのかもしれない。
1週間ばかり悩まされたジーノイズだったが、今は全くないのである。突然現れて突然消えたジーノイズ。やはり太陽フレアの影響だったのだろうか。