2013年5月1日水曜日

USB光ケーブル拡張器

Bunpei さんからお借りした「USB光ケーブル拡張器」。何かというと、マザーボードのPCIExpressにUSBポート基盤を1枚いれ、光ケーブルで、外出しのユニットにつなぎ、ここからUSBを出すというもの。要するに、USB出力を光ケーブルでアイソレートするものだ。医療用で光ケーブルで最大100m先までOKとのことだ。音は、やや引き締まった感じのすっきりとした音だ。


  詳しくはこちら。http://www.adnaco.com/products/s3a/


14 件のコメント:

  1.  なかなかよさそうですね。ThunderboltもUSBを扱えるので光ケーブルでこれと同じような形をThunderboltで考えていましたが、光ケーブルがかなり高価で、その他機器も含めるとかなり高くつきますが、1G Etherに使われているSFPトランシーバを採用しているようで価格も結構安いですね。
     これとexaU2Iで、PCからの影響をシャットアウトしてDSDもマルチチャネル&PC チャンデバも実現できると思います。私はRME RayDATを利用した構成を長々と製作中のままなのでこれを完成したら考えみたいと思います。

    返信削除
  2. GBICやPCIの1000Base-SXは持っているのでUSBでも光を使えると長距離伝送が可能ですね。
    NASもDDCも光にできるのは良いかもしれません。
    ついでにI2SもPOFで光伝送にしてしまうとか。

    返信削除
  3. rtm_iinoさん

    以前、光はジッターが多いと聞いたことがありますが、どうなんでしょう。

    返信削除
    返信
    1.  asoyajiさん
       
       光はジッターが多いというのは、クロックをSPDIFやADATのようなデータ列からクロックリカバリする場合が特に影響が大きいことになると思いますが、SPDIFやADATに使われているTOSLINKは安価に作れることが主眼となっているため速度の遅いですが、高速なものなら相対的にジッタも低減されるはずです。
       いずれにしてもクロックソースをPCではなくDAC/DDC側に置くことができれば(USBはアシンクロナスなら実現済み)光からのジッタは気にする必要は全くなくなり、電気的な接続が無くなるという大きなメリットができます。
       いわゆるビットパーフェクトで再生しているなら、光化し、さらに振動の影響も何らかの形でシャットアウトすればPCの電源、HDDなどのドライブ、プレイヤーソフトの種類は基本なんでも変わらなくはずです。
       よく知りませんが、BugHeadは元の音をイコライズしていると思うので、このようなケースは当然音は変わると思います。

      削除
    2. kouさん

      クロックをDAC側で用意すればジッターがなくなるのは光でも同じなんですね。
      これを機にもう一度光が見直されると面白いですね。

      BugHeadはイコライズされているにしても、どうしたらあんな音を作り出せるのか不思議です。

      削除
  4. SPDIFの光は多重化していますがI2Sを個別伝送するならさほど問題ないと思います。

    光ケーブルの良いところはケーブルからの電磁放射がないので雑音源にならない、つまり他からの雑音にも強いです。

    光ケーブルの種類にもよりますし、波長にもよりますが長距離伝送できるのでDDCとDACを離せるメリットはあるでしょう。

    返信削除
  5. kouさん
    以前はよく光を使いましたが、いまはほとんど使わなくなりました。久しぶりに光の音を聴きましたが、解像度が高くきれいな音がします。クラシックなんかにはいいのではないかと思います。

    ただし一緒に比較した新しいマザーボード(ASRockZ77EXtreme6)のUSB3.0ポートも、太くしっかりした音で以外に好みでした。ロック、ジャズ向きです。

    ただkouさんのようにふんだんにジッタークリーナーを使った音を聴いてみたいですね。凄いんでしょうね。

    返信削除
    返信
    1. asoyajiさん

       ジッタクリーナーの効果ですが、未だに製作中のため確認できていません。
       私の推測ではPCの環境で太くしっかりした音になるとかは、ノイズとかジッターが結果的に良い効果を与えているのではないかと思います。
       デジタルはビットエラーにでもならない限りデータとしはどのように伝送しようとも同じデータにしかならず、違うように聴こえるとすればデジタルデータをアナログ的に見た場合に限られるはずで、それはジッタやノイズや振動ということになるはずだからです。
       よほどひどい環境でない限りビットエラーにはなっていないと思います。

       そういう意味ではジッタやPCからのノイズの類を完全に取ることを目指すのは必ずしもオールマイティに良いわけでは無いのかもしれませんが、基本はデジタル伝送区間は正確に伝えることに徹し、味付け的なものはDACアナログ段以降かソフトで行うのが良いのではと思っています。

      削除
    2. kouさん
      データは変わってないのに音が変わるのは不思議ですよね。

      ノイズやジッター等のアナログ的な要素が音を変えるのであれば、全ての機器やケーブルの組み合わせに応じてジッターやノイズの具合も変わり音も変わるのでしょうね。

      覆面レスラーの素顔のように一度はジッターやノイズを完全に取り除かれた音というものを聴いてみたい気がします。

      ノイズやジッターって、ワサビや生姜のように、沢山はダメだけど僅かに入っていると素材が際立つ薬味のようなものかもしれないと思っていましたが、ジッタークリーナーを使ってみてからは、やはりノイズやジッターの無い音が素晴らしく、薬味なんて言っているようではまだまだ努力が足りないのだろうと思っています。

      そうした点で、kouさんのMultiDACの行方を楽しみにしています。

      削除
    3. 色々面白いものを報告していただいて、楽しませてもらってます。私もLANで光メディアコンバータを使っていますが、すっきりとした音で気に入っています。デジタル機器はそれ自体が強力なノイズ発生源なので、ノイズ対策としてフィルタを使ったものもいろいろ出ていますが、高周波ノイズの対策としてはアイソレーションに勝るものはないでしょう。グラウンドループも解消されますからね。これはメディアコンバータのように電源を用意しなくても済むのも便利ですね。

      円安は残念ですが、所詮ノイズを素通ししてグラウンドループを作ってしまう高級電線に投資するくらいなら、これに投資する価値は十分にあると思います。

      データが変わらないのになぜ音が変わるのかというのは、音の波形を表すグラフを考えてみれば簡単に理解できると思います。データが変わらないというのは縦軸が変わらないというだけのことで、横軸(時間軸)はそもそもデータではなく、発振器やPLL回路に依存したアナログ情報です。縦軸の情報だけが同じであっても横軸が揺れ動けば、グラフ上で同じ波形にはならないのは自明の理です。

      ジャズやロック向きの音というのは注意が必要で、実際にはクラシック向きと表現される音のほうが正しい場合が多いと思います。俺はこの音が好みなのだと言ってしまえばそれまでですが、実は歪んだ音がたまたま好ましく聴こえているだけということが多いように思います。その意味では BugHead も要注意なのですが、あれは私も手放せなくなって困っています(笑)。

      削除
    4. ninoさん

      書き忘れましたが、これ外部ユニットの方に5V電源を入れる必要があります。

      ジッターは「波形の時間軸方向の早まりや遅れ」とのことですが、実際の音としては、粗かったり、ノイジーだったり、ぼんやりしたりといった感じで、ジッターが減ると、滑らかで、解像度が高く、背景が非常に静かで、とても心地良い音になります。しかしそれでも油断をすると、音が痩せたり、抜けたり、固くなったり、引いた感じになったりするので、暴れ馬のようなものだと思っています。

      ジッタークリーナーはそのあたりを本当に良く改善してくれます。光によるアイソレートも組み合わせるとより一層改善されることでしょう。

      ただ、これまでPCはノイズの巣窟と思っていましたが、昨今は、マザーボードのノイズ対策や電源などもよくなって、かつてのようなノイズを感じることはほとんどありません。ASRock Z77 Extreme6などはほんとうに良くできていると思います。

      確かにBugHeadは、こうした地道な努力を軽々と飛び越えて抜けてしまった感じがあって唖然とします。このお化けのような正体は何なんでしょうか(苦笑)。

      削除
    5. やはり電源は必要ですか。もっともPCからの電源を使わなくて済む分高音質になる可能性が高いとも考えられますね。最高のUSBケーブルとなる可能性を秘めているような...ポチってみようかな...

      削除
  6. Bunpeiです。

    この、USBポート拡張器について、補足説明させていただきます。
    これは、USB信号を光ケーブルで伸ばすのではなく、PCI Expressバス(1レーン)を光ケーブルで延長し、その延長されたPCI Expressバスの先にTIのUSB 3.0コントローラチップをぶらさげています。その結果として、USB 3.0が完全に絶縁できているという次第です。
    今のところ、PCI Expressバスのスロットをもつ、デスクトップまたはタワータイプのPCでしか試していませんが、ノートPCでもExpressカードスロットがあるものだと、そこからPCI Expressバスを引き出せるアダプタが市販されており、使用可能かもしれません。

    いずれにせよ、この拡張器ではそれ自体のためのドライバーソフトは一切不要で、PCI Expressバスのハードウェアの範囲で閉じています。ドライバーはTIのUSBチップ用だけインストールします。それにより、どのようなアプリケーションであっても使用可能で、逆にいうとアプリケーションはこのような拡張器が挿入されているのを知るすべがありません。

    返信削除
    返信
    1. Bunpeiさん
      補足ありがとうございます。

      円安が恨めしいですね。

      削除